市ケ谷のご当地ビール「左内坂麦酒」-左内坂の飲食店で限定提供

「左内坂麦酒」を提供している「武蔵乃」の宮川社長(左)と「SaSaYa」の一条さん。

「左内坂麦酒」を提供している「武蔵乃」の宮川社長(左)と「SaSaYa」の一条さん。

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 市ケ谷駅近く、外堀通りから北西に上る左内坂に店を構える飲食店は現在、ご当地ビール「左内坂麦酒」を提供している。

2種類の「左内坂麦酒」

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 「左内坂麦酒」は、左内坂に飲食店を構える店主らが坂を活性化しようと立ち上げたプロジェクト。WORLD BEER AWARDを受賞したこともある箕面ビール(大阪府箕面市)のプロデュースの下、ろ過・熱処理なしの生きた酵母入りの「左内坂麦酒」を今年4月に販売開始した。

 ビールは、すっきりとしたのど越しの「ピルスナー」とコーヒーやビターチョコレートを思わせるフレーバーの黒ビール「スタウト」の2種類を用意。ラベルには、1954(昭和29)年の左内坂の様子をプリントした。価格は各780円。

 現在、同商品を提供しているのは「SaSaYa」「武蔵乃」「らびっと」「弥三郎」「しょう吉」「宮川」「和楽亭」「やき」「桜撫子」の9店舗。「知名度が低いので、まずは左内坂の説明から(笑)。一度来られたお客さまが新しいお客さまを連れて来てくださったりもする」(「SaSaYa」の一条さん)、「結構出ている。中には持ち帰りたいとおっしゃる方も」(「武蔵乃」の宮川社長)とするほか、「今までも商店会の集まりなどがあったが、(同商品の販売をきっかけに)他の店の方とも話しやすくなった」(一条さん)とも。

 各店ともクーポン付きの飲食店案内の配布や店頭ポスターの掲示などで商品をアピールしているほか、近隣企業への商品配布なども実施し認知向上に努めている。一条さんは「まだまだ知られていないので、こういったビールがあるのだとまずは知ってもらいたい。これを一つのきっかけにこの坂が盛り上がれば」と連携効果に期待を寄せる。

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