神楽坂に9月18日、ワインビストロ「La Scene(ラ・セーヌ)」(新宿区筑土八幡町、TEL 03-6457-5235)がオープンした。
店舗面積は約13坪。カウンター席もあるカジュアルな雰囲気の店内で本格的なフレンチとワインを提供する。店名は「舞台」や「場面」を意味し、「店を舞台に、料理やワインを小道具に見立ててお客さまを迎える」という思いが込められている。席数は16席。
同店のオーナーシェフを務めるのは20年のキャリアをもつ鈴木治さん。ホテルニューオータニでの勤務や在ブルガリア日本大使館公邸料理人を務めた後、7年間フランスやスイスの星付きレストランで修行を重ね2004年に帰国。帰国後も都内フレンチレストラン数店で料理長を務め、今回、念願の独立開業にこぎ着けた。
同店では、数種類ずつ用意する軽い一品(各525円)や前菜(各840円)、魚料理(各1,575円)、肉料理(各1,575円)、デザート(各630円)などをそれぞれ均一料金で提供している。「コースメニューではなく、お客さまのお腹の空き具合で選べるようにした」(広報担当者)。
メニューは、「オリーブの盛り合わせ」「レバーパテ」「フォワグラのカナッペ(1個)」(軽い一品)、「ムール貝の白ワイン蒸し」「イワシのマリネ」「ギリシャ風野菜のマリネ」(前菜)、「本日入荷鮮魚のポワレ」(魚料理)、「牛ほほ肉の赤ワイン煮」「シュウクルート」「鴨胸肉のロースト」(肉料理)、「ガトーショコラ」「ブランマンジェ」(デザート)など。このほか季節に合わせたメニューを提供する。
ドリンクメニューは、常時約50種類を用意するワイン(グラス=600円~、ボトル=3,800円~)のほか、食前酒(600円)、ビール(800円)、食後酒(1,200円)、コーヒー、エスプレッソ、紅茶(各315円)など。客単価は5,000~5,500円。
オープンからの2週間で既に数組が2度来店しているほか、鈴木シェフがブルターニュで修行し、店内で焼き上げ提供している「自家製パン」はテークアウトのリクエストがあるなど出足の好調さがうかがえる。
「ターゲットはいわゆる『アラサー』『アラフォー』と呼ばれるワインが好きな女性。『おひとりさま』や働く女性」と広報担当者。「カウンターでフレンチを食べられる店がこのエリアではまだ少ないと思う。スペインバルなどのような感じで気軽にカジュアルにフレンチを楽しんでもらいたい。まずは店を軌道に乗せ、3年後に2号店が出せたら」と話す。
営業時間は18時~24時。日曜定休。