デニーズ初のエコ店舗でCO2排出量40%削減-千葉に実験店

エコ実験店舗としてリニューアルオープンした「デニーズ検見川店」。店舗や駐輪場の屋根に設置したソーラーパネルで発電した電気は、客席や厨房内の照明に利用する。

エコ実験店舗としてリニューアルオープンした「デニーズ検見川店」。店舗や駐輪場の屋根に設置したソーラーパネルで発電した電気は、客席や厨房内の照明に利用する。

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 ファミリーレストラン「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズ(千代田区二番町)は7月27日、初のエコ実験店舗となる「デニーズ検見川店」(千葉市)をリニューアルオープンした。

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 今回のリニューアルでは、旧店舗を取り壊し、CO2の発生を抑制するための店舗施設を導入した新店舗を新築。ソーラーパネルを店舗屋根や駐輪場の屋根に設置し、発電した電気を客席や厨房内の照明に利用する「太陽光発電システム」や、従来のプロパンガス給湯器に変え、大気中の熱を利用するヒートポンプ給湯器「エコキュート」の採用、店内照明や看板へのLED照明の導入などを実施した。

 このほか、雨水の再利用散水による夏季の空調負荷低減の実験的な実施や省エネタイプのビル用マルチエアコン、オール電化厨房、節水型便器などを導入。太陽光発電装置一体型のアプローチ外灯とインサインは蓄電設備付きで、昼間ためた電力で夜間使用する。

 今回のリニューアルに伴い、店内には店舗の屋根などで発電した電力量を表示するパネルを設置。CO2排出量は、旧店舗と比較して約4割の削減を見込む。

 同社では、検見川店を環境に配慮した実験店舗として位置付け、データ蓄積・結果分析を実施。今後の店舗運営における環境問題への取り組みにつなげていく。

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