九段下駅近くの鉄板焼き店「9plancha(キュー プランチャ)」(千代田区九段北1、TEL 03-5212-1899)がランチ限定で提供している「ラーメン」がじわじわと人気を集めている。
2006年暮れにオープンした同店は、広島焼きをメーンにしたダイニングバー。オープン当初のランチメニューは「つけ麺」、その後「お好み焼き」を提供してきたが、利用客の反応が薄く、同店マネジャーの望戸有二さんと店のオーナーとで「何か面白いことをやろう」と、今年2月から新たなランチメニューとして「ラーメン」の提供を開始した。
「ラーメン作りの経験はまったく無かった」という望戸さん。製麺所の担当者から助言してもらうなど試行錯誤しながら、鶏ベースの白湯スープに昆布、カツオ、煮干などを合わせた「鶏そば」を完成させた。
メニューは、「一番人気。毎日のように食べに来てくれる人もいる」(同)という「鶏そば(塩味)」(750円)のほか、「鶏そば(みそ仕立て)」(800円)、「つけ麺」(850円)、「坦々麺」(900円)、「汁なし坦々麺」(900円)、「広島つけ麺」(850円)の6種類。「鶏そば」と「坦々麺」には、スープに入れてお茶漬け風にして食べる「仕上げ米」をサービスしている。
夜の営業前などの空いた時間を使ってスープを作らなくてはならないため「仕込みが大変」と話す望戸さんだが、「『鶏そば』は自信作。あっさりしていてコラーゲンも豊富なので女性にもぜひ食べてもらいたい」と自信をみせる。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時(月曜~金曜)、ディナー=17時30分~24時(ラストオーダー)。