「東京ウォーカー」などを手がける角川クロスメディア(千代田区富士見1)と角川マーケティング(同)は昨年12月、「ラーメンWalkerプロジェクト」をスタートし、現在誌面や店頭を通じて「ラーメン殿堂店」の投票を受け付けている。
これまで各エリアのウォーカー誌面などで多くのラーメン特集を取り上げてきた同社は、同プロジェクトで情報を発信するだけでなく、読者投票により「殿堂入り店」を決定するなど、メディアと店舗、消費者が一体となった企画を盛り込んだ。
同社は昨年末、同プロジェクトのキックオフとして各エリアの「最強ラーメン」(同社)情報を掲載したムック本「ラーメンWalker2009」を7エリアで同時発売。地元の有名店やラーメン通が通う店など全1,440店、約2,000杯のラーメンを「北海道」「東京・埼玉」「神奈川」「千葉」「東海」「関西」「九州」のエリア別に掲載した。7エリアでの同時発売は同社初の試みで、首都圏版を中心に好調な売れ行きを見せているという。
「東京・埼玉」版では251のラーメン店が沿線別に掲載され、広域市ケ谷圏からは「めん徳 二代目 つじ田 飯田橋店」「麺処 くるり」「中華そば 青葉 飯田橋店」「元祖醤麺 じょんのび」「「火の国ラーメン てっぺん 市ヶ谷店」「麺や庄の」「つけ麺処 むあん 神楽坂店」「らーめん むろや」の8店が掲載されている。
同プロジェクトでは、同誌の発売と同時に「2009ラーメン殿堂店」企画として掲載したすべての店舗を対象とした読者からの投票を開始。エリアごとに期間中の投票数が多かった10店を「2009ラーメン殿堂店」として認定する。
掲載店はウェブサイト内の特設ページ「webラーメンWalker」での閲覧できるほか、掲載店の店内にもQRコード入りのPOPサインを掲出。投票は同誌面、掲載店店内のQRコードからアクセスして行う携帯電話からのモバイル投票方式で行う。投票は今月28日まで。殿堂入り店は、各エリアウォーカー3月31日発売号の誌面で発表する。