神楽坂・新「赤城神社」の全容明らかに-デザインは氏子の隈研吾さん

再生プロジェクトが進められている赤城神社。現在は仮殿での祈祷やお参りを受け付けている。

再生プロジェクトが進められている赤城神社。現在は仮殿での祈祷やお参りを受け付けている。

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 建物の老朽化に伴う大規模な建て替え工事「再生プロジェクト」が進められている赤城神社(新宿区赤城元町)で2月17日、地鎮祭が執り行われ、新たな建物の概要が明らかになった。

昨年5月の赤城神社の様子

 同プロジェクトのキーワードは「ヒトイキ」。一息、人息、人意気、神の域に接する人の粋とさまざまな意味を持つ。700年以上の歴史を持つ同神社は、明治時代に坪内逍遥らが演劇の勉強会を開き、島村抱月や松井須磨子も出入りする文化芸術発祥の場であったことから、同プロジェクトでは、境内にギャラリーやワークルームなどを併設し、現代の日本の暮らしの文化発展に寄与していく考え。

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 これまで参道のほぼ正面に位置していた社殿は、赤城会館やAkagi Cafeがあった辺りの場所へ移動。参道に傾斜を付け、2階相当の高さに社殿を設ける。社殿を支える位置にホールを新設し、氏子総会や結婚披露宴をはじめ、伝統芸能、演劇、落語、コンサート、展示会などさまざまな展開を構想。新しい文化の発表や地域住民の交流の場として120人規模のステージを計画している。

 境内の西側には住宅棟を配置し、1階部分にカフェや神楽坂ライブラリー、インフォメーションデスク、ギャラリー、ショップ、ワークルーム、コミュニティールームを新設。上層部は賃貸マンションとして運用し、同プロジェクトの建築費用を家賃収入から充当するという。デザインは同神社の氏子でもある建築家の隈研吾さんが担当する。

 竣工は2010年8月末予定。

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