麹町駅近くに12月20日、ベーカリー&スイーツショップ「エーデッガー・タックス by Neues(ノイエス)」(千代田区麹町3、TEL 03-6261-1172)がオープンした。
1569年に創業し、ハプスブルク帝国の皇帝から御用達の称号を与えられたオーストリアの古都グラーツの老舗ベーカリー「エーデッガー・タックス」。昨年秋に東京・神田に日本初上陸を果たし、今回移転リニューアルオープンした。
新店舗は、1999年に開業したウィーン伝統菓子専門店「Neues」を率いてきた野澤孝彦シェフが全面プロデュース。併設した厨房(ちゅうぼう)で製造する本格的なドイツ系パンのほか、日本ならではのパン文化に独自のアプローチを加えたオリジナルアイテム、オーストリア菓子などを販売する。
店舗面積は9坪。約40~50種のパンと約20~30種のスイーツを取り扱う。主な商品は、ガリッとした食感の岩塩と薫製のような香りが特徴の「ブレッツェル」(250円)、同店の代名詞でグラーツ本店の職人技で一つ一つ生地を織り込んで成形する「ハンドカイザー」(200円~)、「フルーツデニッシュ」「ノイエスバゲット」(以上350円)、サクサクとした食感の一口菓子「シシーブッセル」(9個入り800円、30個入り2,500円)など。
広報担当の加藤明子さんは「お客さまの中には当店で初めて買ったブレッツェルを気に入って、ちょくちょくお求めくださる方もいらっしゃる。まずは食パンやバゲット、クロワッサン、デニッシュなど、日本でおなじみのパンをきっかけに味に納得していただき、やがてはブレッツェルやハンドカイザーなど、オーストリアの定番のパンを試していただければ」と話す。「当店をきっかけに少しでもオーストリアの豊かな食生活に興味を持っていただけたら本望」とも。
営業時間は、平日=8時~19時、土曜・祝日=10時~18時。日曜定休。