千代田区と千代田区観光協会主催の「千代田さくらまつり」が現在、開催されている。
毎年100万人以上が訪れる同イベント。期間中には「LED電球」を使い環境にも配慮した千鳥ヶ淵緑道のライトアップや、お濠(ほり)の水上から桜を楽しむことができる「千鳥ヶ淵ボート場」の夜間特別運営などを実施。靖国神社会場で開催する「さくらフェスティバル」では、区内の各商店会・観光協会会員によるブース出店などを行う。
今年初の取り組みとして社会実験バス「さくらカルガモ号」の試行運転も4月2日、3日限定で行う。例年、丸の内をはじめ近隣の観光スポットを巡回する「さくら祭り号」を運行しているが、桜が見えるスポットを回ってほしいという乗客からの要望を受け、試験的な運行に至った。
花見シーズンの交通混雑を考慮し、27人定員の小型バス2台を用意。皇居周辺の代官町通りなど桜の名所を回る。千代田区観光協会の渡辺美樹さんは「来年以降、正式に運行できるようにしたいのでぜひ皆さんに乗車いただき、いろいろなご意見を頂きたい」と多くの来場を期待する。
気象庁は3月31日、平年より3日早く、昨年より2日遅い東京の桜の満開を発表した。