市ケ谷の「コミュニケーションプラザ ドットDNP」(新宿区市谷田町1、Tel 03-6386-1700)で10月29日、「編集プロダクションフェア2015」が開催される。主催は編集プロダクション初の業界団体「日本編集制作協会」(千代田区)。
出版・編集に興味をもつ人や出版業界周辺の人を対象に、編集プロダクションの活動や実績、編集業務について知ってもらうことを目的とした同イベント。
同協会の会員・説話社に所属する高木さんは今回のイベント開催について「実は出版業界の中でも編集プロダクションの業務について、あまり知らない人がいる。業界内の人はもちろん、業界を目指す人たちにも出版業界を黒子として支える編集プロダクションの業務をちゃんと理解してもらいたいと思ったのがきっかけ」と話す。
会場では同協会に所属する15の編集プロダクションの制作物をブース形式で展示・紹介するほか、パネルディスカッション「編集力が時代を創る──出版社と編集プロダクション」を開催。「編集プロダクションとは何か」をテーマに、出版社や編集プロダクションのパネラーらが、出版社と編集プロダクションのあり方や付き合い方を探る。
さらに、2014年度東京大学生協の文庫ランキング1位に輝いたことでも話題となったミリオンセラー「思考の整理学」(ちくま文庫)の著者・外山滋比古さんによる特別講演も。「出版メディアは生き残れるか──今こそ“桃太郎”の時代」のテーマのもと、出版業界の現状と、これからの編集者のあり方を語る。
「編集プロダクションの業務を知ってもらい、業界内や、業界を目指す人たちが直接かかわり合うことで横のつながりを強め、出版業界全体を盛り上げるきっかけとなれば」と高木さん。
開催時間は15時~20時。会場はコミュニケーションプラザ ドットDNP 2階イベントゾーン。参加無料。パネルディスカッション・特別講演は要予約。