神楽坂に6月6日、ポップアップストア「神楽坂＋（カグラザカプリュス）」がオープンした。

店内の様子

　期間限定で地域の特産物や、メーカーによる個性的な品物を扱う同店。コーディネーターを務める安美和さんは「メーカー同士や地域の人、町など、さまざまなものがつながることを願って、『プリュス』と名付けた」と話す。

　内装は木の質感を基調としたシンプルな造りで、品物が目立つように心掛けた。店内はキッチンスペースも含めたすべてのスペースを貸し出しているため、「気軽にワークショップを開いたり、神楽坂で1日カフェの店長を体験したりすることもできる」と安さん。

　扱う商品は「普段使いのできる正しく良い物」をコンセプトに、すべて安さんがメーカーや生産者と直接やり取りとして仕入れる。現在では日本全国のしょう油を扱うブランド「職人醤油」や、創業100年を超える老舗ブランド「亀の子束子」が特に人気だという。

　店内にはアート展示や物販など、自由に活用することのできるギャラリースペースも。そのほか、ワークショップなども定期的に開催する。イベント内容に関してはホームページやフェイスブックページ、同店入り口部分壁面の黒板で告知をする。

　「たまたま店に居合わせた人同士が仲良くなったり、イベントでメーカーさんのお話を聞いた人が、後日他のお客さまにその商品を紹介していたり、新しいつながりが次々に生まれている。定期的に扱う商品も変わるので、特に地元の人に楽しみながら頻繁に足を運んでもらいたい。ここで生まれたつながりを通して、地域の活性化に貢献できれば」と安さん。

　営業時間は10時～19時。