矢来能楽堂(新宿区矢来町)で11月1日、能楽体験ワークショップ「はじめての矢来能楽堂」が開催される。主催は公益社団法人「観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)」。
昨年約30人が参加し好評だった同イベントは今回で2回目の開催。11月1日の「古典の日」にちなみ、一般にハードルが高いと思われがちな能楽を身近に感じ、広く知ってもらうことを目的としている。矢来能楽堂の歴史や仕舞(しまい)、基本的な謡や舞について観世流能楽師がレクチャーし、実際に舞台に上がることができる。ロビーでは能面・能装束のミニ展示も行われる。
矢来能楽堂は1952(昭和27)年に建てられ、都内では杉並能楽堂に次いで2番目に古い能楽堂。2011年には国の登録有形文化財にもなった。「一般の方が舞台に上がる事はなかなか難しいので、ぜひこの機会に体験してみてほしい」と事務局の芝田裕之さん。「素晴らしい建造物でもある矢来能楽堂を地域の方々にぜひ見てほしい」とも。
開催時間は18時30分から約2時間。参加費は500円(小学生以上)+白足袋代600円(白足袋は持参も可)。定員は100人で、参加申し込みは電話で受け付けている。