新潮社や旺文社などが本社を構える牛込中央通り沿いで営業していた古本と雑貨の店「クラシコ書店」(新宿区神楽坂6、TEL 03-5261-2342)が3月5日、移転オープンする。
店主の田邉繁さんと妻の麻衣子さんが夫婦で開いた同店は、2009年の「古書の日」(10月4日)にオープン。古本や文房具、スタンプ、レターセットなど、田邉さん夫妻が厳選したこだわりの雑貨を販売する。今回、子どもの誕生をきっかけに、神楽坂駅近くの物件に移転を決めた。
店舗面積は10坪。以前より広くゆったりとした店内は、白を基調としたシンプルな内装に仕上げ、「暮らし」「旅」「料理」「美容」などテーマ別に陳列された古本が壁一面に並ぶ。品ぞろえに大きな変化はないものの、「江戸」「日本」をテーマにした古本のコーナーや雑貨に「手ぬぐい」が新たに加わるほか、店の奥にカフェカウンター5席を新設。4月からはコーヒーや紅茶などのドリンク類の提供を始める。
「ずっとカフェスペースを作りたかったが、前の店ではスペース的に無理だった。お客さまからも『お茶が飲める場所があればいいのに』という声もあったので」と麻衣子さん。「たまたま隣に座った人同士が仲良くなってくれればうれしい」と笑顔をみせる。
営業時間は13時~19時(4月以降は11時オープン)。月曜・火曜・水曜定休(月一度日曜休み)。