JR四ツ谷駅近くで50年以上営業を続け今年2月に閉店したとんかつ店「とんかつ三金」(新宿区四谷1、TEL 03-3355-3299)が11月19日、以前の店舗そばに再オープンした。
同店は、1946(昭和21)年に新宿で創業。一時は店舗展開していた時期もあり、1956(昭和31)年に開業した四ツ谷店だけが最後まで営業を続けていたが、社長の引退により2月末で閉店した。
新店の代表を務めるのは「とんかつ三金」で22年にわたって料理人を務めていた小竹伸治さん。2月の閉店後も、閉店を惜しむ声や再オープンを望む常連客らの声が多かったといい、その声を受け、元店長や元従業員らとともに再オープンを決めたという。
店舗面積は18.5坪。席数はカウンター席とテーブル席を合わせた29席。テーブルや椅子、厨房機器の一部などは前の店で使っていたものをそのまま、調味料入れや食器などは同じものを使う。
メニューは以前とほぼ同じで、味は「そのままの味」を提供。主なメニューは「ヒレかつ定食」(100グラム=1,400円、150グラム=1,750円)、「ロースかつ定食」(100グラム=1,350円、150グラム=1,700円)、「エビフライ定食」(1,700円)、「ミックスフライ定食」(1,900円)など。
「グリーンアスパラ」(350円)、「生野菜サラダ」(450円)、「鳥の揚げ物」(400円)などの一品料理も取りそろえ、ランチタイム(月曜~金曜)には「ロースかつ丼」「ヒレかつ丼」「ランチ定食A・B」(各900円)を用意する。
ドリンクメニューは、生ビール(小=400円、中=550円)、キリンラガービール中瓶(550円)、ハイボール、生レモンサワー、ウーロンハイ(以上450円)、焼酎(500円)、日本酒(600円)など。
再オープンの話を聞きつけて訪れる常連客も多く、「みんな喜んでくれている」と小竹さん。「土日は近隣の方、平日はビジネスマンの利用が多く、1杯飲んで最後にとんかつを召し上がって帰る方もいらっしゃる」と話す。「新しい店になって女性のお客さまが増えた」とも。
営業時間は11時30分~15時、17時~21時30分(日曜・祝日は21時まで、来年から変更の可能性あり)。