【企画競争で採用された人権啓発ポスター】
このたび公益財団法人人権啓発センターが発行する「令和6年度人権啓発ポスター」に、ニューモアがコンセプト・コピー・デザインを立案したポスターが企画競争ののち採用されました。
令和6年度のポスターテーマは「インターネットと人権」とし、小学生・中学生含む子どもから大人までを対象に、インターネットがもたらす人権問題への意識を啓発し、気づきを促すための提案が求められました。
作成したポスターは人権尊重思想の普及高揚を図るため国際連合が定めた「人権デー」(12月10日)に基づき、日本各地で様々なキャンペーンが行われる12月4日から10日までの「人権週間」を中心に、東京都内の交通機関や小中学校など教育機関に掲出されるほか、人権週間に限らず通年用としても掲出される予定です。
作成したポスター(人権週間用・B3横)
作成したポスター(通年用・B2縦)
【メッセージ全文】
手をあげて、「じぶんはこう思う」をみんなに言うたび、
しんぞうがバクバクした。
だけどなぜか、
チャットやネットへのかきこみはスラスラできてしまう。
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じぶんの意見を言うには、勇気がひつようです。
リアルな場でも、インターネット上でも、
あいての顔が見えても、見えなくても。
あなたの勇気と「ことばのせきにん」、わすれないで。
【ポスターに込めた想い】
インターネットの到来により誰でも手軽に発言ができるようになり、
時に無関心で心無いことばや行動が行き交い、傷つく人の数も増えてしまいました。
子どもの頃、人前で意見を述べることは緊張が伴い、勇気の要る行為でした。
みんなに見られるし、反対されるかもしれない。
それでも「自分自身のことば」として考えを伝えることが、
「責任」の意味を知る第一歩だったのかもしれません。
リアルな場で手を挙げて発言することも、
チャットやSNSなど含むインターネット上での書き込みも、
本来は同じ意味を持つはずです。
インターネットの世界の入口にいる子どもたちも、
その世界にすっかり慣れてしまった大人たちも。
人に意見を述べることの「大きさ」と、そこに伴う「責任」について、
自分ごととして具体的に想像し、改めて考える機会になることを目指し、
このポスターを制作しました。
【デザインについて】
多くの人が経験したことがあるであろう、注目を浴びて緊張しながら意見を発表する学校での一場面を表現しました。
対象者が小学生~大人と広く、掲示される場所も多いことを踏まえ、
全体のトーンとしては明るくシンプルで子どもも見やすく、大人にとってはどこか懐かしさも感じるレトロな雰囲気にまとめた上で、
コピーとセットでメッセージが伝わり、自分ごととして想像してもらうことのできるポスターを目指しました。
・デザイン制作:株式会社ニューモア
・アートディレクター:宮島依子
・イラストレーション:近藤小春
【ニューモアについて】
株式会社ニューモア(所在地:東京都八王子市 代表取締役:宮島依子)は「枠を超える創造を一緒に」をスローガンに掲げ、世代や業種、障害の有無など異なる属性を持つ人々と協働するデザイン制作会社です。
就労継続支援B型事業所などの福祉施設と提携し、障害のある人々の絵を商業に展開するデザインチーム「想造楽工(そうぞうがっこう)」や、親子が同級生になるアートイベント「おやこ小学校」などの事業を行っています。
「この人でもできること」の発想ではなく、「この人だからこそできること」を作っていくことが大切だと考え、人・場所それぞれを自然な光で照らす協働を実現させていきます。
福祉施設との制作のようす
想造楽工の制作風景
受注制作一例
おやこ小学校(親子向けイベント)のようす
ニューモアではさまざまなコラボレーションを目指しています。
ご関心を持っていただけた方は、お気軽に下記のアドレスからお問い合わせください。
■お問い合わせ先
・株式会社ニューモア公式サイト|https://newmor.net/greeting.html
・想造楽工公式サイト|https://sozogakko.com/
・メール|contact@newmor.net
・事業案内資料格納先|https://x.gd/ZfeL3
【企画運営:株式会社ニューモア】
本社所在地|東京都八王子市千人町2-16-1 丸神ビルB305
代表取締役|宮島依子