都内を中心にもつ鍋専門店「もつなべ きむら屋」や宮崎地鶏専門店「地鶏黒木屋」などの飲食店を手がけるKID’S(千代田区富士見2)は10月15日より、社内コンテストから生まれた「今年の新鍋」の提供を開始した。
同社は今年、グループ全109店舗の店長・料理長・スタッフらによるコンテストを実施。寄せられた72種類のアイデアの中から、「旬」「時代」「味」「バランス」「話題性」「人気」などのキーワードをもとに試食・投票を行い「話題の食材を使った!今年の新鍋」6種類を決定した。
メニュー化が決定したのは、トマトベースのピリ辛ソースに、串に刺した日南地鶏やエビ、ベーコン、エリンギなどの食材をつけて食べるピンチョススタイルの「トマトフォンデュ・スパニッシュピンチョス鍋」、ピリ辛スープのもつ鍋に自家製マーボー豆腐と特製食べるラー油をかけた「食べるラー油もつ鍋」、カキとアサリを入れた「カキのクラムチャウダー鍋」、キャベツともやし、豚バラ肉などの食材を豚骨ベースのスープで煮込んだ「インスパイア鍋」、サツマイモ1本を丸ごと使用した塩ベースの「スウィートポテト鍋」、野菜と完熟トマトを煮込み、豚バラ肉とチーズを乗せてタジン鍋で調理した「もち豚ととろ~りチーズのコラーゲントマト鍋」の6種類。価格は1,380円(1人前、注文は2人前から)。
同社では数カ月に一度、新メニュー開発に伴う社内コンテストを開いており、昨年の秋冬限定で提供した「パンプキン鍋」もその中で選ばれたもの。今回提供を開始した6種類の新鍋は、20代前半~30代後半の男女をメーンターゲットにとらえ、女子会利用での需要を見込むという。
提供は来年3月31日まで。グループ63店舗で提供する(各店にて販売期間、販売商品が異なるため、事前の問い合わせが必要)。