ライブで集めた不要スプーンで井戸の建設を-飯田橋でラストライブ

飯田橋ラムラの区境ホールでの音楽イベントに出演しているユミカさん(左)と永谷晃子さん。今回が最後のライブイベントとなる。

飯田橋ラムラの区境ホールでの音楽イベントに出演しているユミカさん(左)と永谷晃子さん。今回が最後のライブイベントとなる。

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 飯田橋駅ビルのショッピングセンター「RAMLA(ラムラ)」(新宿区神楽河岸1)1階の「区境(くざかい)ホール」で5月27日、シンガーソングライターのユミカさんと永谷晃子さんが出演する最後のライブイベントが開催される。

これまでに集まったスプーン

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 2人は経済援助ではなくエコやリサイクル、リユースで救える命があるという思いのもと、「歌によるヒトサジの幸せ(ウタサジ)」をテーマに、2009年8月から家庭内などで不要となっているスプーンを回収するライブ活動をスタート。幸せの象徴とも言われるスプーンを集め、アフリカのスーダンに井戸を作るプロジェクトを進めている。

 スーダンに井戸を1基建設するために必要なスプーンは約3万本(ティースプーン1本25グラム換算)。2人はそれぞれのソロ活動に加え、東京、千葉、埼玉など首都圏のほか、滋賀、三重、大阪、愛知、静岡などで呼びかけのライブを行い、これまでに集まったスプーンは約1万本に達している。

 ユミカさんの地元・渋谷区本町や永谷さんの地元・葛飾区堀切の商店街も同活動を応援。スプーン以外にフォークやナイフ、お玉、金属ざる、包丁などの提供もあり、中には現金での協力もあるという。

 同ホールではアーティストによる音楽ライブをほぼ毎日開催しており、2人は2007年10月より定期的に出演。同ホールの音楽イベント縮小により、今回が最後のライブとなる。ユミカさんは「今回のライブ終了で定期的に呼びかけていた場所がなくなってしまう。スプーンを集める拠点となるような場所が欲しい」と協力を呼びかける。

 開催時間は18時~20時。観覧無料。

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