神楽坂を象徴するスポットの一つでもある毘沙門天善國寺裏に12月1日、フレンチレストラン「TeMARI」(新宿区若宮町、TEL 03-3268-7729)がプレオープンした。
店舗面積は36坪。店名は、日本に古くから伝わる「手毬(てまり)」の五色の糸を「料理・ワイン・サービス・空間・人」になぞらえ、「神楽坂で遊ぶ大人たちの遊具『TeMARI』になりたい」と名づけた、席数は、テーブル席と2階に用意したカウンター席を合わせた40席。
「『おいしいものを少しずついろいろと食べたい』と思う女性を中心としたお客さまは多いので、それを何とか実現したかった」と担当者。日本人にはソースが重過ぎるという印象のフレンチを、和の食材や野菜を多く使い工夫することで重過ぎない「和フレンチ」に仕上げた。
シェフを務める原田伸夫さんは、日本のフレンチレストランで修業した後渡仏し、一つ星レストラン「ムーランドマルトレイ」をはじめ、ルクセンブルグ・スペインなど各国の星付きレストランで腕を磨いた後に帰国。神楽坂の一つ星レストラン「ラリアンス」「フォーシーズンズホテル丸の内」で(副料理長にあたる)スーシェフを務め、今回、同店のシェフに就任した。
メニューは、昼・夜ともに1種類ずつのコースのみ。昼は「アミューズ・前菜2皿・メーン(魚・肉・野菜から選択)・ひとつめのデザート(洋)・ふたつめのデザート(和)・食後の飲み物・プティフール」にグラスシャンパンなどのドリンク1杯が付く(2,890円)。夜は「アミューズ・前菜3皿・メーン(魚・肉・野菜から選択)・一口替りご飯・ひとつめのデザート(洋)・ふたつめのデザート(和)・食後の飲み物・プティフール」(5,250円)。
ドリンクメニューは、4,200円・6,800円・10,000円~の3つの価格帯に設定した約70種類のワインを中心に、生ビール(700円)、カクテル(700円~)など。「30代以上のおいしいものとその適正価格を知っている男女」をターゲットに、客単価は7,000円(夜)を見込む。
営業時間は11時30分~14時(土曜・日曜・祝日は16時まで)、18時~23時。火曜定休。ランチのみ1階席への子ども連れが可能。グランドオープンは12月15日。