「坊主バー」の隣に「駆け込み寺」-現役住職がカウンセリングや占い

「坊主バー」の隣にオープンした「駆け込み寺」。アジアンテイストの室内で現役住職の羽鳥裕明さんがカウンセリングや占いを行う。

「坊主バー」の隣にオープンした「駆け込み寺」。アジアンテイストの室内で現役住職の羽鳥裕明さんがカウンセリングや占いを行う。

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 四谷・荒木町にある現役僧侶が運営するショットバー「坊主バー」の隣にオープンしたカウンセリングルーム「駆け込み寺」(新宿区荒木町、TEL 03-3359-7244)が静かな人気を集めている。

「駆け込み寺」の看板

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 「駆け込み寺」では、真言宗智山派 浄蓮院(群馬県)住職の羽鳥裕明さんによる心理カウンセリングと占いを行う。アジアンテイストのインテリアでまとめられた約10坪のスペースで、人間関係や仕事、恋愛などさまざまな種類の悩み相談や、弘法大師が唐から持ち帰った「宿曜経」に基づいて占う「密教占星術」で相性や潜在意識の特徴などを鑑定する。

 元エンジニアの経歴をもつ羽鳥さんは、結婚を機に31歳で出家。僧侶としての仕事のほか、群馬・前橋と赤城にあるカウンセリング施設の所長、企業カウンセラーや相談員などとしても活動している。昨年10月、都内の拠点となるカウンセリングルーム「駆け込み寺」を東京・六本木に開設し、同時期から「坊主バー」のスタッフとして来店客の相談を聞いてきた羽鳥さん。来店客からの相談が増えてきたことと、隣のテナントが空いたことをきっかけに今年4月、六本木から移転した。

 「カウンセリングと占いの割合は半々ぐらいだが、占いは女性の方が多い。六本木では場所柄から、ビジネスマンや仕事帰りのOLさんなどが多かったが、四ツ谷はここを目指して来られる方が多い」と羽鳥さん。

 「駆け込み寺」では電話でのカウンセリング・占いも行っており、九州からの電話相談や遠方から訪れる人も少なくないという。「小学生から還暦を過ぎた方まで幅広い年代の方からの相談があり、カウンセリングには行きたくないが占いなら、と来てくださる方も。お茶を飲みながら気軽に相談できる場にしていきたい」と話す。

 完全予約制で、営業時間は7時~23時。料金は、カウンセリング=1時間5,000円~、電話カウンセリング=15分1,000円~、占い=30分3,000円~。

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