都営大江戸線の牛込柳町駅近くに3月12日、新店「Restaurant M(レストラン エム)」(新宿区市谷柳町、TEL 03-3225-0090)がオープンした。
店舗面積は12坪。白とベージュを基調にした店内は、茶室のような小さい入口の扉やカウンターに使用したイチョウの一枚板など、すし店や割烹(かっぽう)のような雰囲気に仕上げた。総席数はカウンター8席とテーブル6席を合わせた14席。和とフレンチを融合させた料理を提供する。
店主の三宅正信さんは23歳で料理人の道に入り、フランスで1年間修業した後、ミシュランガイドでも星付き店として紹介される都内の有名店「うかい亭」に5年間勤務。料理長を経験した経歴を持つ。「大型店で勤務する中で、若かりしころの料理に対する思いが薄れてきていると感じた」と三宅さん。「40歳を超えた今、原点に戻ろうと独立を決意した」(同)。
三宅さんは「Restaurantの本来の意味は『回復する』『復活する』。食べに来ると元気が出る、肉体的にも精神的にも元気になれる店を目指したい」と話し、堅苦しいフレンチではなく遊び心を加えてほっとできる空間にしたいという。「これまでのフレンチは女性同士やカップルの利用が多かったが、男性同士や1人でも来てもらえるような店にしたい」(同)とも。
食材にもこだわりをみせる同店は、岩手県の食材や京野菜のほか、イベリコ豚のフレッシュを使用。ディナーでは旬の食材を使用したオードブルやスープに「イベリコ豚の炭火焼」を加えたコース(4,000円~)を提供する。ランチメニューは、季節の食材やイベリコ豚を使用した「パスタランチ」(1,500円~)3種を用意した。
ドリンクメニューは、ワインや焼酎、日本酒、シャンパンなど。30~50代をメーンターゲットに、客単価は7,000円を見込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時。