カフェバー「薬膳茶と国産酒 Craft Tea Bar丹(たん)」(新宿区神楽坂3)が7月12日、神楽坂にオープンした。店舗面積は11坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=2席、ソファ=6席。
店主の安田丹さんは目黒で整体師として自身のサロンを持つ傍ら、2023年、オリジナル薬膳茶の販売も始めた。「日々取るものに意識を向けてほしいと考え、薬膳を身近に感じてもらえるカフェバーを開くことにした。食への関心が高く、街自体に趣のある神楽坂に店を出すことができて感慨深い。オーセンティックなバーの意味合いのほかに、ドリンクバーという言葉のように、さまざまな薬膳茶を用意する店という思いも込めた。アルコールを飲む人と飲まない人の両方が共存できるような居心地の良い店作りをしていきたい」と話す。
ドリンクやフードは、安田さんが全国を巡り、出会った生産者から直接仕入れたものを使うという。ドリンクメニューは、その場でクコや陳皮などを調合する「美八宝茶」「爽八宝茶」(以上1,550円~)、「宇治抹茶」、春摘紅茶「紅ふうき」を使った「和紅茶」(以上900円)など。茶類のほか、12種類のスパイスを調合した「自家製薬膳クラフトコーラ」(850円)も用意する。フードメニューは「白だしおぼろ豆腐」(800円)、「米粉の薬膳ピザ」(900円)など。スイーツは「神楽坂豆乳ブリュレプリン」(650円)、「とうふと米粉のベリーショコラテリーヌ」(850円)など。「現代の食生活ではつい小麦粉や白砂糖などを取りすぎてしまうことも多い。当店では、米粉やてんさい糖などを使ったメニューを用意する。豆腐は、神楽坂の豆腐店『かつのとうふ』のものを使う。料理は薬膳茶にも国産酒にも合うものを作っているので、ドリンクと合わせて食べていただければ」とも。国産酒は、自然派ワインや蜂蜜酒などを取り扱う。
カウンター越しに、スタッフが茶釜で湯を沸かして抹茶をたてる様子も見ることができる。「当店で過ごす時間が、心落ち着かせるひとときになれば。オリジナルの薬膳茶は購入もできるので、気軽に利用してほしい。忙しい日々の中で、皆さんの止まり木のような場所になれれば」と話す。
サロンも併設し、安田さんがカウンセリングや整体も行う(完全予約制)。
営業時間は11時~19時(金曜は23時まで)。