神楽坂のイタリア料理店「Osteria Pigna d'Oro(オステリア ピーニャドーロ)」(新宿区若宮町、TEL 03-6280-8313)が4月22日で1周年を迎えた。
オーナーシェフの細田貴行さんはイタリアに料理留学するなどして経験を積み、縁があったことから神楽坂に店を出すことにした。夫婦二人三脚で1周年を迎え、「感謝の気持ちでいっぱい」と話す。「以前、長野県松本市で勤務していたが、神楽坂も人とのつながりを大切にする場所だと感じている。周りは温かい人ばかり。お客さまにも多くのことを教えてもらい、日々支えられていると感じる」とも。
細田さん夫妻にゆかりのある、松本市や安曇野市で取れる食材を使ったイタリアンを提供する同店。メニューは、「軽くマリネしたトロイワシとウイキョウ ブラッドオレンジサラダ」「軽く昆布で〆たメカジキのカルパッチョ」(以上1,590円)、「信州プレミアム牛のタリアータ炭の香り」(4,200円)など。その他、猟期中は信州鹿を使った料理なども用意するという。「あくまでも食材ありきで調理する。松本や安曇野ならではの食材の良さを、イタリア料理を通して感じてもらえれば。時期によっては、山菜やジビエなど、他ではなかなか手に入らない食材も用意する」とも。コーヒーも、シチリアのコーヒー店の豆を使うなど、「イタリア本場の味を意識する」という。
席数はカウンター7席で、夫婦で接客することもある。「信州に縁のあるお客さまもお越しになり、話が弾むこともしばしば。イタリアのオステリアやバールのような雰囲気を大切にし、人と人との出会いを大切にしていきたい。これからも初心を忘れず、日々の積み重ねを大切にしたい」と話す。
営業時間は18時~24時(日曜・祝日・月曜は23時30分まで)。火曜定休。