「たこ焼きと國酒 日のもと」(新宿区矢来町、TEL 03-6265-3555)が矢来町にオープンして、4月7日で2カ月がたった。店舗面積は約10坪で、席数は18席。
日本ソムリエ協会の日本酒資格「酒ディプロマ」も持つ店主の橋本勉さんは、異業種から飲食業界へ転身し、和食店などで経験を積むうちに独立を目指すようになったという。「10年ほど前から独立したいと考えていた。日本酒などの魅力を伝えたいと思い、国酒を勉強し続けた。通常、国酒は日本酒と焼酎を指すが、国産のワインも同じと捉えて学んできた」と話す。
橋本さんが力を入れるのは、オリジナルのたこ焼き。「日本のソウルフードの一つでもあるたこ焼きは世代を問わず人気があり、国酒との相性も良い。ソースとマヨネーズを合わせるのではなく、『引き算』の概念を持つ和食の考え方をベースに、シンプルな食材に昆布やカツオだしを効かせた独自のたこ焼きを研究した。日本酒や焼酎、日本ワインとのマリアージュを体感してもらえるはず」とも。
たこ焼きは「6個入り」(792円)などのほか、1個120円で、3個から注文可能。1個から追加できる。別添えで、オリジナルのウスターソースと、青ヶ島の海水塩「ひんぎゃの塩」を用意する。「外はカリッと、中はトロッとした食感」に焼き上げるほか、タコには細かい切れ目を入れ、食感やサイズ感も「生地とのベストなバランスを研究した」という。「一般的なたこ焼きと明石焼きの間のイメージに近く、何もつけなくてもうまみを感じるが、味のバリエーションを楽しんでもらうため、さまざまな味変ソースを用意する。お気に入りの組み合わせを見つけていただければ」とも。味変ソースは、「青森県産にんにくオイル」「実山椒おかか」「北海道産山わさびと白しょうゆ」(以上77円)、「トリュフオイル」(121円)など。テイクアウトも対応する。
営業時間は、12時~16時30分、18時~23時。水曜定休。