炭火焼き鳥料理専門店「食鳥 伍ノ捌(しょくちょう ごのはち)」(新宿区市谷柳町)が2月24日、牛込柳町にオープンした。席数はカウンター15席。
丸鳥を客の目の前でさばいてから炭火で調理する同店。店主の岩越幸生(さちお)さんは工場認可の食鳥処理衛生管理者資格を持つ。ホテル椿山荘東京をはじめ、さまざまな場所で日本料理などに携わり修業を重ねたという岩越さん。「元々この業態の店をやりたいと思い、修業を重ねたり、免許を取ったりと、店を開くことを目指してきた。ようやく自分の店を持つことができてうれしさもひとしお」とも。
店名は、仲間や集団の意味を持つ「伍」と、数字の「8」の大字である「捌」から。「鳥をさばく意味のほか、8は私にとって縁起の良い数字。皆が集う場所になってほしいと願いを込めた」とも。
仕入れる鳥は、福島県の「伊達鶏」、長野県の「信州黄金シャモ」、愛媛県の「媛っこ地鶏」など。土佐備長炭を使い焼き上げるという。「より良いものを提供したいと追求した結果、丸鳥を農家から直接仕入れ、店でさばく方法に行き着いた。新鮮な鳥本来のおいしさを味わってほしい。お客さまの目の前でさばくのは、命を頂いていることを知ってほしいという願いもある。都内でできない貴重な体験をしてもらえれば」と話す。
メニューは「おまかせコース」(4,400円、6,600円)のほか、「もも焼き」(990円)や「砂肝と蒟蒻(こんにゃく)の山椒(さんしょう)煮」(550円)などのアラカルトも用意。カモ料理などもそろえるという。「どの部位も無駄なく調理する。食材ありきで料理するため、要望に応えられないこともあるが理解いただき、気軽に足を運んでもらえれば」とも。
営業時間は17時~23時。