セルフ形式のワインバー「CARPE DIEM(カルペディエム)」(千代田区九段南4)が市谷にオープンして、2月4日で2カ月がたった。経営は創発(新宿区南榎町)。
コンサルタント事業などを中心に展開してきた同社が「独自の事業に挑戦したい」とワインの飲食事業に乗り出した。
「昔はワインが好きではなかった」と話す同社の大沼大社長だが、現在では家でワインをそろえて飲むほどになったという。「ワインは、最初の出合い方次第で印象が大きく異なる。私も人に教えてもらって初めてその良さを知った。ワインの魅力を知るきっかけがあれば、新しい発見ができる。店を通して、その機会を作りたいと考えた」と話す。
メニューは飲み放題(30分1,500円、60分3,000円)が中心。用意するのは、ワインやスパークリングなど20種類以上。客は自分で好きなワインをディスペンサーから注いで飲み比べができる。「信頼するワインインポーターと一緒にワインを選んでいる。2週間に1度、ワインのテーマを変えるなどして、何回来ても新しい銘柄に出合えるように工夫する」とも。フードも全てセルフサービス。生ハムやチーズ、ミックスナッツやドライフルーツ食べ放題(以上500円)などのほか、冷凍食品なども用意し、客は自分の好きなタイミングで食べられるという。
店は2階に位置し、席数は16席。スタンディングテーブルやカウンターを設置し、仕事帰りや2軒目利用などさまざまなシーンを想定する。「ワイン好きな方が集まって飲み比べをする会があったり、ワイン初心者の方が試しに来店したりと、多くの方に利用してもらえてうれしい。今後はワインのボトル販売も行う予定。店で気に入るワインを見つけて、家でも楽しんでもらいたい」とも。
営業時間は18時30分~23時。日曜・祝日定休。