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日本カメラ博物館「日本の歴史的カメラ120年」 カメラ850点超展示

「日本の歴史的カメラ120年 技術発展がもたらしたもの」展示の様子

「日本の歴史的カメラ120年 技術発展がもたらしたもの」展示の様子

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 日本カメラ博物館(千代田区一番町)で現在、特別展「日本の歴史的カメラ120年 技術発展がもたらしたもの」が開催されている。同展では、日本カメラ財団によって選定・収蔵された「日本の歴史的カメラ」約850点を展示する。

「日本の歴史的カメラ120年 技術発展がもたらしたもの」展示の様子

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 「日本の歴史的カメラ」とは、1969(昭和44)年に財団法人日本写真機検査協会(現日本カメラ財団)が始めた、日本カメラの発展の歴史を長く世にとどめることを目的とする認定事業。同財団の専門家や学識経験者から成る歴史的カメラ審査委員会が、「技術史的に意義のある日本最初の試みがされているもの」「市場において特に人気を博する」など、歴史的に意義のあると見なされる国産カメラを選定・収蔵したという。

 展示するカメラは、1903(明治36)年に発売され「日本のカメラ産業が成長する兆し」となった、日本製最初期のアマチュア向け量産カメラ「チェリー手提暗函(てさげあんばこ)」から2022年発売のデジタルカメラまで、約120年の間に発売された、「技術的かつ歴史的に意義のある」もの。

 学芸員で担当の石王咲子さんは「通常は常設展で一部を展示しているが、今回はスペースを拡充して、850点を超える数の機種を展示する。明治から令和までの日本のカメラがズラリと並ぶ貴重な特別展。時代とともに発展してきた流れを楽しんでいただければ」と話す。

 11月25日には、歴史的カメラ審査委員で、元月刊「写真工業」編集長である市川泰憲さんを講師に招き、講演会を開く。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。入館料は、一般=300円、中学生以下無料。2024年3月10日まで。

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