フレンチ風スパイスカレーなどの創作料理店「LION ET LAPIN(リオネラパン)」(新宿区納戸町、TEL 03-6457-5095)が牛込神楽坂にプレオープンして、11月1日で3カ月がたつ。
フレンス料理に携わり10年以上の経験を持つ阿久津直也さんは、ネパール人のシェフと厨房に立つ。「ネパールのスパイスカレーをベースに、フランス料理の要素を組み合わせた、新ジャンルのオリジナルカレーを提供する。ネパールというと南アジアらしい店や料理などの印象が強いが、当店はあえて国の垣根を越え、日本人にとっても親しみやすい店づくりを行う」と話す。
店名はフランス語で「ライオンとウサギ」の意味。阿久津さんは「一緒に店に携わる同級生と私が、獅子座でうさぎ年だったことから店名にした。『獅子搏兎(ししはくと)』という四字熟語のように、どんなことにも全力を尽くすという意味も込めた」と阿久津さん。
ランチメニューは「カレーチキン」(1,500円)のみ。チキンはフレンチの技巧を取り入れ、香草パン粉焼きに仕上げる。ディナーはコースを中心にさまざまなジャンルの料理を用意。コースにはカレーのほか、和風だしをベースに、コンソメなどを加えたおでんやしゃぶしゃぶなどを含むという。「ネパールの小籠包(しょうろんぽう)『モモ』もアレンジし、幅広い食文化を感じていただけるようにした。ジャンルにとらわれず、当店でしか食べられない料理をまだまだ追求したい」と意欲を見せる。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナーは17時~23時(コースは予約制)。月曜定休。