神楽坂の日本料理店「初志(ういさね)」(新宿区神楽坂4、TEL 03-6280-8308)が9月8日で1周年を迎えた。
店主の池田恒平さんは愛媛県・宇和島出身。京都の料亭「菊乃井」などで日本料理を学んだほか、中華やフレンチなど幅広いジャンルで15年の修業を重ねた。1年を振り返り、「あっという間だったように感じる。メディア露出は控えめにしているが、少しずつひいきにしてくださるお客さまも増え、うれしさもひとしお。感謝の気持ちを胸に、これからも精進する」とも。
店名は、幼少期から「自身の店を持ちたい」と志していたことから。瀬戸内かいわいで取れた魚などの食材を使った料理を提供するという。「魚の骨からもだしを取るなど、食材を余すところなく使い、うまみを最大限に生かす。さまざまなジャンルの料理技巧を使い、一皿に込める」とも。コースは2種類の「おまかせ」(1万6,500円、2万2,000円)。2万2,000円のコースは、だししょうゆに漬けたタイの切り身をのせた宇和島のたい飯などを含む。
料理のほか、アルコール類にも力を入れる。「瀬戸内の日本酒のほか、ジャパニーズウイスキーやワインなど幅広く取りそろえる」とも。
「店で月夜を楽しんでもらいたい」という思いを込め、店内の壁には満月を表す丸い明かりがかたどられている。池田さんは「こぢんまりとした店内は、落ち着いた雰囲気や居心地の良さを感じていただけるはず。瀬戸内の旬を感じる料理を食べながら、ゆったりとした時間を過ごしていただければ」と話す。
予約枠は17時~、19時45分~。日曜定休。完全予約制。