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飯田橋に子ども囲碁道場 囲碁を通して人間性の成長促す

「九星こども囲碁道場」の様子

「九星こども囲碁道場」の様子

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 飯田橋に「九星(きゅうせい)こども囲碁道場」(千代田区飯田橋3)がオープンして、8月7日で1カ月がたった。

「九星こども囲碁道場」の成田力さん

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 囲碁指導者の成田力(ちから)さんは、囲碁に携わり17年以上の経験を持つ。2015(平成27)年から、茨城県つくば市で囲碁道場を構えたが、縁あって飯田橋でも道場を設けることにしたという。生徒一人一人と向き合いたいという思いから、飯田橋道場は少人数制を採用した。

 成田さんは「囲碁を通して学ぶことが多くあると感じ、特に子どもたちに良い影響を与えたいと思い、道場を開いた。囲碁の普及を目標に掲げているのではなく、目の前の子どもたちに、囲碁を愚直に教え続けることが私の役目。この活動が積み重なった結果として、囲碁が広まった状態になるのだと思う」とも。

 囲碁の良さは、「シンプルなルールでありながら、高い理解力を必要とする奥深さ」にあるという。対局では、ルールが少なく自由に打ち進めることができるシーンも多いが故に、次の一手を考え抜くのに集中力や思考力が必要となる。

 教室では、椅子の上で正座をした状態で囲碁を打つ。囲碁以外に、マナーや作法から、物事に取り組む姿勢まで身につけてもらうという。「囲碁の技術を手取り足取り教えるのではなく、人間性の成長を促す。囲碁も、打っていく中で発見や反省点を自分で見つけてもらいたい。教えられたことをそのままやるのではなく、自分で考えたうえで、まずは囲碁を打ってもらう。負けた悔しさをバネに、『次はどうやって打とう』と困難を乗り越えようとする強い心が育つ。失敗して成長し、負けて強くなる」とも。

 入会希望者は、体験教室への参加が必須。「私の教室の方針を理解していただき、学びたいと思ってくれる子どもとしっかりと向き合いたい」と話す。

 対象は幼稚園児~中学生。開講時間は、金曜14時30分~16時、16時20分~17時50分。1クラス定員4人。授業料は、入会金=1万円、月謝=1万円。

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