神楽坂の「和酒BAR風雅」(新宿区神楽坂5、TEL 03-3513-5230)が6月24日で閉店する。
同店は日本酒をはじめ、焼酎・ワイン・ウイスキー・和リキュールなどを多く取りそろえる、築80年の古民家を改装したダイニングバー。和酒のほか、佐賀県嬉野(うれしの)の名物料理「温泉湯豆腐」や、全国各地から取り寄せる食材を使った日本料理、からすみなどの珍味、自家製の燻製(くんせい)などの幅広いメニューを提供する。
開業は2008(平成20)年8月。オープン当初は、店がメイン通りから離れた人通りの少ない路地裏に位置していたことから、集客に苦労したという。店主の梁川正治(やながわしょうじ)さんは、15年を振り返り、「多くの方に支えられてここまで来ることができた。酒・食材の生産者、業者、お客さま、スタッフたちなど、当店に関わってくださった全ての方々に心から感謝したい」と思いを込める。
閉店理由に関しては「人員的な要因」とも。今後の動きについて、「一時は退去しようと考えたが、良い雰囲気の古民家なので、業態を変えてまた飲食店を開きたい。『和酒BAR風雅』はなくなってしまうが、また新たな店で皆さまに再び喜ばれる店づくりをしていきたい」と話す。
営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。