「とんかつ憲進(けんしん)」(新宿区神楽坂3、TEL 050-5486-6989)が神楽坂にオープンして、5月7日で2カ月がたった。席数は、カウンター=7席、テーブル=6席。
店主の畑田憲吾さんは、とんかつ専門店「なりくら」で修業を重ね独立した。提供するとんかつは低温で揚げ、素材のうまみを引き出すという。「『なりくら』らしさと、自分の料理のバランスを追求する。低温揚げは肉のうまみを逃さず、柔らかく仕上げることができる」とも。
とんかつに使うブランド豚肉は、「常陸(ひたち)の輝き」と「越乃黄金豚(こしのこがねぶた)」の2種。柔らかさ・甘み・うまみが特徴だという。「看板とする銘柄を探し続けるなかで、特においしいと感じる豚肉を選んだ。脂が甘く、うまみも強いがくどすぎず、食べ終わってからの余韻までおいしさが残る豚肉」とも。メニューは「ロースかつ定食」(2,500円~)、「リブロースかつ定食」(3,800円~)、「ヒレかつ2個定食」(2,000円~)などのほか、単品料理も用意する。畑田さんが広島出身ということもあり、広島名物の一つである「がんす」にチーズを入れて揚げたオリジナルメニューなども人気という。
店は軽子坂に位置する。畑田さんは「軽子坂は、神楽坂のメインストリートから離れたところにあるが、さまざまなジャンルの飲食店が軒を連ねる。足を延ばしていただくことで、軽子坂近辺がさらに活気づいてくれればうれしい。通り全体で街を活性化させていきたい」と笑顔で話す。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時~20時。水曜・木曜定休。