神楽坂の本光山 清隆寺(新宿区赤城元町1)で1月7日、「神楽坂で小燕枝(こえんし)を聴く会」が開かれる。同会は、新真打ちの柳亭(りゅうてい)小燕枝さんの落語三席。主催は神楽坂小燕枝ひいきの会。
小燕枝さん(襲名前は柳亭市弥さん)は2007(平成19)年、柳亭市馬(いちば)さんに入門。2018(平成30)年には、第29回北とぴあ若手落語家競演会大賞を受賞した。神楽坂で開かれる落語会などの前座を務め、2022年9月に八代目・柳亭小燕枝として襲名し真打ちに昇進した。「神楽坂小燕枝ひいきの会」の日置圭子さんは「日頃から落語に真摯(しんし)に向き合う小燕枝さんの姿を見て応援してきた私たちにとっても、真打ち昇進は大変喜ばしいこと。祝いの意味も込めて独演会を企画した。多くの方に話芸の魅力を感じてもらえれば」と話す。
清隆寺は初めて落語会場となる。「地域の皆さんに開かれた場所となり、より広く親しまれる寺になれれば」という住職の思いを受け、同団体が落語会を企画したという。日置さんは「地域の歴史ある場所で落語ができることに意義がある。清隆寺にとっても新しい試みなので、落語をきっかけに新たな切り口で多くの方に足を運んでいただくきっかけにもなれれば」と来場を呼びかける。
17時開場、17時30分開演。チケットは2,500円。