神楽坂の「鮨(すし)アカデミー神楽坂店」(新宿区神楽坂3)が8月15日、10年の歴史に幕を閉じた。同店は、修業中のすし職人が握る食べ放題メニューが人気のすし専門店。経営はすし職人養成スクール「東京すしアカデミー」(新宿区)。
すしアカデミーは2002(平成14)年に設立された、日本で最も歴史を持つすし専門学校。修業中の職人育成の場として2012(平成24)年6月、「すし食べ放題」の店として同店を開いた。以来、多数のメディアで紹介された。今回、他店舗オープンに伴い神楽坂店を閉めたという。昨年5月に「新宿西口店」、11月に「銀座店」を構えた。
担当の杉山ひろみさんは「この10年間、多くのお客さまに足を運んでいただいた。たくさんの支援を受け、ご愛顧いただき心より感謝している。神楽坂店は閉店したが、2つの新店では引き続き、気軽にすしを楽しんでいただける。これからも変わらず利用してもらえれば」と話す。
同店は、一品料理やデザートのビュッフェコーナーを設け、すしを待っている間にも食事ができるように工夫するなどして、客から支持を得ていたという。新店でも同じシステムを採用し、幅広い客層の獲得に期待する。