食べる 買う

牛込柳町にベーカリー「パンデクラス」 元格闘技家が一念発起

「パンデクラス」店長で元パンクラス王者の大石幸史さん

「パンデクラス」店長で元パンクラス王者の大石幸史さん

  • 10

  •  

 牛込柳町に「PAIN de CLASSE(パンデクラス)」(新宿区市谷薬王寺町)がオープンして3カ月がたった。オープン日は5月12日。

「パンデクラス」販売するパン

[広告]

 店主の大石幸史さんは高校時代にレスリングを始め、総合格闘家として長年活躍。総合格闘技団体「パンクラス」に所属し、数々のマッチで優勝した。選手を引退するタイミングで、ベーカリーショップを開きたいと一念発起したという。「選手時代からパンが好きだったこともあり、引退後の自分の人生を考え、パンに携わることにした。店を持つに当たり、5年間、ベーカリーで修業した。今でも格闘技は大好きなので、これまでの経験を生かした店づくりをしたい」と話す。店名はフランス語で「高級なパン」の意味と、大石さんが所属していた団体の名前から。

 メニューは、蜂蜜や練乳の入った柔らかい食パン「薬王寺ブレッド」(302円)や、「クリームパン」(194円)など。定番のパン以外にも、「梅しそベーコン」(280円)、「もものデニッシュ」(302円)なども人気だという。「旬の野菜や果物を使うなど工夫している。考案したパンのほか、元々同じ場所で店を持っていたベーカリー『アートブレッドファクトリー』の人気パンのレシピを引き継いだので、近隣の方にも喜んでいただけている」とも。

 総合格闘家の宇野薫さんとコラボレーションしたパンを販売したり、店内でイベントを開いたりするなど、ベーカリーの枠を超えた取り組みも積極的に行う。「選手時代に知り合った人とのつながりを大切にし、幅広い業界とのコラボレーション企画も行いたい。おいしいパンの店として覚えてもらうのはもちろん、面白いことをやっている店として認知してもらえれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時~18時。火曜・水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース