神楽坂の「穂禮（ほれい）上海 HINABE」（新宿区神楽坂6、TEL 03-3269-5881）がリニューアルオープンして2カ月たった。オープン日は4月27日。席数は32席。

「穂禮上海　HINABE」の店内

　同店は2021年にオープンした「瑞琳（ずいりん）」を姉妹店に持つ中華料理店。店主は、神楽坂で20年以上中華料理店の運営に携わってきた張蔚（チョウ・イ）さん。「これまで長きにわたって神楽坂の皆さまをはじめ、たくさんの方に支えられてきた。カジュアルな中華料理を提供してきた穂禮上海だが、平日のランチでも短時間で、1人でも火鍋を気軽に入れる店づくりを目指したいと思い業態を変更した。ランチだけでなく、ディナーや週末にはゆっくりと火鍋を楽しんでいただけるようなメニューも用意し、シーンを問わず利用いただける店にしたい」と話す。

　メニューは、「国産鶏肉・豚バラコース」（4,180円）などの火鍋セットをはじめ、ランチには火鍋のスープを使った「麻辣湯?（まーらーたんめん）」（980円）、「お客さま推しの担々麺」（1,200円）などの単品料理も用意する。火鍋は小鍋を採用し1人鍋の需要に応える。野菜や魚介類は鮮度を重視し、肉も産地を絞っているという。食材で季節の移り変わりを感じられるようにと、旬の食材の提供にも力を入れる。火鍋のスープは、10時間以上かけて煮詰めたベースを元に、さまざまな香辛料や唐辛子を入れて作る。体調や好みに合わせて複数のスープとオリジナルの調味料や薬味で味を変えられるのも特徴。

　神楽坂で火鍋を専門に提供する店は少ないという。「火鍋は季節や国籍に関わらず愛される鍋料理。おいしいだけでなく、その日の体調や気分などに気づかせてくれることも。そうした食養生を提案する場所にもなりたい。心身の健やかさや美容の状態を整える神楽坂のライフ・コンディショナーとなる店を目指す」と笑顔で話す。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時30分～22時30分。月曜定休。