牛込神楽坂にビールパブ「牛込ビール館」(新宿区箪笥町)がオープンして3カ月がたった。オープン日は12月18日。同店は、店の隣りにある醸造所「新月ビア」で醸造したクラフトビールのほか、軽食などを提供する。席数は20席。
青柳(あおやぎ)智也店長は「当店は、元々この地で60年以上営業してきた定食屋『青柳』と店を共有している。この度、ランチタイムは以前と同じように定食屋として、夜は新しいビールパブの店として生まれ変わった。長年定食屋を運営してきた私の祖父母と、このような形で店を持つことができて感慨深い」と言う。
隣接する醸造所「新月ビア」は、智也店長の兄である青柳遊大さんが設立したもの。「兄がビール好きなこともあり、昨年8月に勤めていた会社を辞めて醸造所を作ったのが始まり。醸造所で作ったクラフトビールを、ゆっくりと味わってもらえる場所が必要と思い、店を構えることを決心した。ここでしか飲めないオリジナルのビールは、どれも個性があって味わい深く、自信を持って提供できる」と青柳さん。
メニューは、ビールをはじめとするアルコールと軽食がメイン。クラフトビールは「アメリカンアンバーエール」「オートミールスタウト」「アメリカンIPA」(以上700円~)などの6種類。3種類のビールを選べる「飲み比べセット」(1,200円)なども用意する。「クラフトビールの魅力は、それぞれ全く異なる良さがあること。それぞれ麦芽やホップの種類などを変えており、甘さや苦みのバランスが違う。まずは飲み比べてみて、気に入るビールを見つけてほしい。好きなビールに出合ったら、パイントでたくさん味わって楽しんでいただければ」とも。
「昔からこの土地に根付いた定食屋という側面も持っている店なので、地元の皆さんをはじめとする多くの方が、気軽に寄れるような店になれれば。親しみやすさと居心地の良さは大切にしていきたい。定期的に新しい種類のビールも造っていきたいと思っているので、何度来ても飽きの来ない店にしていきたい。個性豊かなクラフトビールを、ぜひ味わいに来てもらえれば」と笑顔で話す。
営業時間は16時~22時30分(まん延防止等重点措置期間中は20時まで)。月曜定休。