神楽坂に創作居酒屋「酒場 なるくち」(新宿区神楽坂3、TEL 03-4361-7854)がオープンして1カ月がたった。オープン日は昨年11月26日。
店主の植田健裕(たけひろ)さんは飲食業界で約10年の経験を持つ。「元々独立して自分の店を持ちたいと考えていた。コロナ禍でのオープンは、逆にチャンスと捉えて奮起した。店名は江戸弁で『お酒好き』の意味から。当店で、おいしい料理と酒を楽しみながら気張らない時間を過ごしてほしい」と植田さん。
内装は木を基調としたデザインで、席数は24席。「デザイン会社と一から作り上げた店内は、どこか懐かしさを感じるような温かい雰囲気に仕上げた。神楽坂は高級な小料理屋が多いイメージで、それもすてきだが、当店は普段使いできる隠れ家居酒屋と思ってもらえれば。一見分かりにくい店の入り口も、中に入れば居心地のよい空間が広がっているので、ぜひ気軽に足を運んでいただきたい。アットホームで和気あいあいとした雰囲気を感じてもらえたら」とほほ笑む。
メニューは「お刺し身3点盛り」(858円)、「ひな鶏半身揚」(968円)、「牛すじ煮込み」(748円)など。植田さん自ら市場へ足を運び、魚や野菜を仕入れているという。「旬を大切にし、その時に一番おいしいものを提供したいという思いが強い。仕入れた材料で朝から仕込みも1人で行い、納得いくものを作っている。いつ来ても飽きないように、季節に合わせてメニューを変えていく予定。酒も種類を問わずいろいろ用意しているので、料理と一緒に楽しんでいただければ」と話す。
営業時間は17時~24時。