飯田橋の「ホテルメトロポリタン エドモント」(千代田区飯田橋3、TEL 03-3237-1111)の本館1階ロビーで現在、参加型アートイベント「咲かせよう、満開の桜」が開催されている。
桜の花びらシールにメッセージを記入し、幅3.2メートル、高さ2.2メートルのアートパネルに貼りつけて「胸に抱いている思いを桜の花びらにのせ、千輪の満開の桜を咲かせる」同イベント。パネルの横には生花を飾っており、全国からその時季に満開になりそうな花を週2回入れ替えている。
企画した田中宏史さんは「コロナ禍のどよんとした空気から、館内にいらっしゃったお客さまに明るくなれるようなことができないかと考えたが、自分たちやゲストも含めて参加できるものが良いと思った。4月の春が待ち遠しい季節であり、皆さんが桜を考えると前向きな気持ちになれると思い、桜をテーマにした。コロナにおいても、桜を思い出すことで『成功』『前向き』『未来がある』などを想起していただきたいと思い、花の専門業者に相談したところ、アートパネルの提案を頂いた。『桜だけを置くより、人の手で描かれたアートがあると温かみがあっていいのでは』と考え、今回の企画が始まった」と話す。
桜アートパネル「舞い花咲く(ひらく)幻想の桜」は、「吸い込まれるような青の空間に勢い良く吹き込まれる桜の群生をイメージし、未来の希望や光を、この咲き広がる桜で表現している」という。コロナ禍の下、最前線で奮闘する全ての医療従事者に感謝の意を表すため、青の要素を取り入れることで「MAKE IT BLUE」プロジェクトにも参加している。
併せて、ホテル利用時や近隣スポットで撮影した写真をインスタグラムかツイッターに、ハッシュタグ「#エドモント千輪桜」「#エドハル」を付けて投稿した人の中から抽選で、宿泊券やレストラン招待券が当たる企画も実施している。4月30日まで。
田中さんは「緊急事態宣言が解除されたが、短縮営業など辛抱の期間が続くので厳しい中ではあるが、桜のアートイベントに参加いただき、コロナの状況の中でも『心は一つにつながっているんだ』ということを思い出していただき、前向きな気持ちになっていただけたら」と期待を込める。
アートパネル設置期間は4月の3週目まで予定。