神楽坂に11月19日、フルーツサンドや季節の果物などを販売する「ハピマルフルーツ神楽坂」(新宿区神楽坂5、TEL 03-5261-2080)がオープンした。自社農園で採れたイチゴのほか、同店がセレクトした国産果物を扱う。
経営は、野菜や果物の小売業態を持つハピマルシェ。店名は、おいしい果物でハッピーになってほしいという思いと、エジプトの豊穣の神である「ハピ」、幸せを思わせる「〇(まる)」から。同社が「フルーツに特化した店」を開くのは初めてだという。
4年前に始めたという栃木の自社農園でのイチゴ生産は当初、苦戦したという。店長の芳賀裕子さんは「イチゴは果物の中でも繊細で、おいしく作るのが難しい。創意工夫し、やっと今の形にたどり着いた。自社生産だからこそできる、店舗直送の新鮮な完熟イチゴをぜひ味わってほしい」と話す。
現在販売しているイチゴの品種は、生産地の名にちなんで「原宿ベリー」と名付けた、とちおとめとスカイベリーの2品種。小ぶりでやや酸味のあるとちおとめは、フルーツサンドに最適だという。スカイベリーは粒が大きく、これからの本格的なイチゴのシーズンにはさらに大きく香りも良い「ひとつぶイチゴ」も店頭に並ぶ予定。
フルーツサンドは、原宿ベリー(594円)のほか、中島みかん(410円)やシャインマスカット(734円)などを用意。フルーツサンドの生クリームやフルーツゼリーのゼリー液も、果物のおいしさを引き出せるように調整して作っているという。フルーツサンドやゼリーのほか、クッキーやイチゴエールなども販売。
「おいしいものを食べてお客さまに喜んでもらうのがスタッフ全員の喜び。神楽坂は新旧の文化とフランスの香りをまとったすてきな街。行き交うさまざまな人に、私たちが大切に育てたイチゴや、セレクトした果物を食べていただき、笑顔になってもらえたら」とほほ笑む。
営業時間は11時~20時。