神楽坂にあるイタリアン「ピッツェリア リストランテ ソリッソ」(新宿区神楽坂3)が9月13日、29年の歴史に幕を閉じた。同店は牛込神楽坂にあるイタリアン「リストランテ カルミネ」の2号店として1991(平成3)年6月にオープン。店内にある窯で焼くピザが看板メニューの、昼時には行列ができる店だったが、コロナウイルスの影響を受けて閉店が決まった。
メニューはマルゲリータやマリナーラなどのピザや、パスタやラザニアも選べるランチセットなどを取りそろえ、29年間にわたり幅広い世代に親しまれてきた。閉店後は、「カルミネ」で同じメニューを提供するという。
店長の吉岡眞一さんは「イタリアンを気軽に楽しんでいただける店だったので、家族で利用するお客さまがとても多かった。閉店が決まった際には、当店での家族との食事を懐かしんで再来店する方や、手紙や花をくださる方もいらっしゃり、多くの方々にご愛顧いただいた店だった。閉店が決まった直後は実感が湧かなかったが、閉店を惜しむ声を聞くととても寂しい。閉店後は1号店のカルミネで、同じ味を楽しんでもらえれば」と話す。
1号店の「カルミネ」は、1987(昭和62)年に開店し今年で33周年を迎えるイタリアンレストラン。