![「みちくさくらす」活動のイメージイラスト](https://images.keizai.biz/ichigaya_keizai/headline/1568193791_photo.jpg)
牛込柳町の地域活動拠点「みちくさくらす」(新宿区市谷柳町)が、第13回日本都市計画家協会賞の「優秀まちづくり賞」に選ばれ、9月8日の最終選考で「全国まちづくり会議特別賞」をダブル受賞した。
今年2月にオープンした「みちくさくらす」は、子どもが放課後を過ごせる教室と、地域の人々が食を楽しめるキッチン、さまざまな活動に利用できるレンタルスペースから成る複合施設。同施設管理人で子育て世代の並木優さん夫妻が友達や地域に協力を呼び掛け、自ら古い建物をリノベーションし、地域の世代を問わない気軽な交流拠点として活動を広げている。
今回、認定NPO法人日本都市計画家協会(千代田区神田小川町)が主催する「日本都市計画家協会賞」に応募し、優秀まちづくり賞(4団体)の一つに選ばれ、「全国まちづくり会議2019in東京」公開審査で、他候補に比べ活動期間が短いにもかかわらず、取り組みの面白さが審査員に認められ、予定にない特別賞に選ばれた。大賞は北九州市の「高見三条街並み協定委員会」。
現在の活動は勉強会やトークイベント、子どもから大人までを対象としたさまざまなワークショップの開催、夕方の総菜や弁当の販売、持ち寄りごはん会の開催など。夏休み時期からは15人ほどの小学生が登録し、多くのボランティアと子ども教室もスタートした。
並木さんは「今回の受賞で活動のモチベーションがさらに上がり、より多くの人々と共に、地域の多世代の方々の利用をさらに広げていきたい」と話す。
営業時間は不定期。ホームページ「みちくさくらす」などで告知する。