伝統芸能フェスティバル「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2018」が11月10日・11日、神楽坂エリア一帯で開催される。主催はアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)とNPO法人「粋なまちづくり倶楽部(くらぶ)」(新宿区東五軒町)。
同イベントは、日本を代表するさまざまな伝統芸能を、幅広い世代や海外からの観光客を含む多くの人々に気軽に触れて楽しんでもらう「まちと人が一体になった祭り」として2013年に初開催。
6回目となる今年も江戸の雰囲気が残る毘沙門天(びしゃもんてん)善國寺や赤城神社、神楽坂通り、歴史的名所旧跡、カフェやレストラン、路地や横丁など神楽坂エリア一帯を会場に、さまざまなジャンルのアーティストが伝統芸能を2日間披露する。
初登場の端唄をはじめとした「店めぐり・伝統芸能ライブ」、神楽坂在住で新内節の人間国宝・鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)一門による「新内流し」や富山県の城端曳山祭(じょうはなひきやままつり)で伝承される「庵唄(いおりうた)」の練り歩き、善國寺境内に再現された講釈場での若手講釈師による講談や琵琶語り、浄瑠璃などの伝統語り芸、神楽坂通り3カ所での街角ライブ、芸者衆の稽古場「見番」でのお座敷遊び体験、スタンプラリーなどを展開。赤城神社神楽殿での、江戸太神楽、吟詠、長唄三味線、邦楽ばやしによる「夕暮れライブ」でイベントを締めくくる。
開催時間は、10日(前夜祭)=15時~19時40分ごろ、11日(本祭)=11時30分~18時ごろ。参加無料(一部有料)。