千代田区四番町に開校した「千代田インターナショナルスクール東京(Chiyoda International School Tokyo、以下、CHIST)」で4月9日、開校式が行われた。
武蔵野大学が仏教精神による人格教育を根本に、国際的に活躍する人材を育成する場として開校した同校。開校式には、1期生となる4月入学の初等部60人の児童と家族らが出席した。開校式に先駆けて、仏式式典を実施。献灯・献花・献香を行う仏前荘厳から始まり、三帰依、讃歌、合唱・礼拝までを行った。
グリーティングスピーチで大迫弘和校長は、谷川俊太郎の詩「生きる」を朗読。「『いのち』とは、自分自身の命、自分の身の回りの人の命、世界の人々の命、生き物たちの命、木々の命、自然の命、地球の命、そして宇宙の命。本日産声を上げたCHISTで学ぶ子どもたちが、それらの命の大切さを理解し、それらの命のために生きる、そのような人生を生きる力を、CHISTでの学びを通して身に付けていくことを望む」とあいさつした。
昨年12月に完成した新校舎には、最先端の教育プログラムを実践する、高性能な機器・備品を装備。校舎のデザインは、児童生徒の成長を見守り育む「大きな樹・多様な樹」をイメージし、教員と児童生徒、児童生徒同士のコミュニケーションが活発に行われ、「深い学び」につながる校舎づくりを進めている。
教育のキーワードに「融合」を掲げ、すべての学びにテクノロジーを融合したUbT(Understanding by Technology)教育を推進。UbT教育の手法により、ICT教育・MATH教育・ESL教育(英語のフォローアッププログラム)・日本語教育の4つの領域について強化していくという。
修業年数は、初等部=5年、中等部=4年、高等部=3年。中・高等部は2019年4月開校予定。