地域活性化事業やインバウンド関連事業などを手掛けるコムブレインズ(新宿区四谷1)とただいまジャパン(新宿区)が12月30日、四谷荒木町に外国人向け簡易宿泊施設「Tadaima Japan 新宿旅館」(荒木町)をオープンした。
同施設では、「Be locals!(ビィ ローカルズ)」をコンセプトに、街と一体となって地域の日常生活体験や日本の文化体験を提供。銭湯や流しのいる居酒屋など地域の「日常生活体験」、近隣の寺院での座禅や書道、踊りの教室などの「日本文化体験」、食べ歩きから高級料亭、祭りへの参加など、「食」を中心とした「日本の旬な体験」を提案する。
企業の社員寮だった3階建ての建物をリノベーションした同施設。入り口を入るとすぐの帳場で地域コンシェルジュの役割も担う旅館スタッフが出迎える。客室は土間から続く小上がりの奥に畳の部屋という純和風旅館のスタイルで、2・3階に3畳~4畳半の客室を各6室設ける。
客室には布団、あんどん、テーブル、浴衣など必要最低限のもののみを備え、1階にヒノキを使った家族風呂、1・2階にシャワー室を設置。1階に、旅館スタッフ、宿泊者同士の交流の場として24時間自由に使うことができるラウンジを設けた。料金は、シングルルーム=8,640円~、ツインルーム・ダブルルーム=1万4,040円~。
同施設をトライアルと位置付け、今後他地域での展開、宿泊事業を通じた地域活性化・地域創生を目指すという。