神楽坂エリアで3月11日・12日、「ヒトハコ(一箱)古本市」が開催される。
一箱古本市とは、ダンボール一箱分の古本をエリア内の店舗軒先や広場などで販売するフリーマーケット形式の古本市。2005年に谷根千エリアで開催された「不忍ブックストリートの一箱古本市」が始まり。
主催は「神楽坂ブック倶楽部」(新宿区矢来町)。文学の街・神楽坂を応援するため、新潮社(矢来町)や神楽坂おかみさん会(神楽坂文化振興倶楽部)、書店、在住・在勤者など地元有志により結成された。今月7日から始まった「『新潮社の装幀』展」を皮切りにキックオフ週間とし、今後もさまざまなイベントを仕掛けていく。
「プチパリのイメージを持つ神楽坂らしく、古本を詰め込む『ヒトハコ』にはワイン箱を使用する。伝統と変化が共存する神楽坂の路地を歩きながら、文学の歴史を感じてもらえたら」と新潮社の楠瀬啓之さん。「神楽坂の魅力を継続的に伝えていきたいという地元有志の皆さんの思いをどんどん具体化したい」とも。
出店場所は、「la kagu(ラカグ)」「かもめブックス」「高齢者福祉施設神楽坂」(11日のみ)、「赤城神社」(12日のみ)、「神楽坂KIMURAYA」「コボちゃん像前広場」「かぐらざか 五感肆パレアナ」「毘沙門天善國寺」「石合家駐車場」「サロン・ド・テ アンガトー」「東京神楽坂組合(見番)」「龍公亭」の各日11カ所。毘沙門天善國寺と赤城神社では、ヨーヨーパフォーマー・ヒラクさんのパフォーマンスも予定されている。
開催時間は11時~16時。雨天決行。12日には、日本出版クラブ会館(袋町)で「第2回 本のフェス(BOOK FES 2017 AT 神楽坂)」も同時開催。