神楽坂下交差点近くに12月17日、スーベニアショップ「のレン 神楽坂店」(新宿区神楽坂1、TEL 03-5579-2975)がオープンする。経営はオリジナル商品の企画・製造などを行うコラゾン(大阪府)。
「Discover Wonderland, Japan!」をテーマにした同店は、「人々をワクワクさせるようなまだ知られてない日本の魅力を国内外に伝えたい」と2008年に京都・祇園店をオープン。現在、嵐山や四条通、浅草などに店舗展開している。
都内2号店となる神楽坂店の店舗面積は16.52坪。場所は、今年9月末に閉店した明治創業の老舗文具店「山田紙店」跡。山田紙店の原稿用紙は、夏目漱石や川端康成、吉行淳之介などの文豪たちにも愛用者が多かったことでも知られている。
神楽坂下にはかつて、歌川広重の浮世絵「牛込神楽坂の図」にも描かれた見附牛込御門が存在し、さまざまな人々が行き交い活気にあふれていたといわれている。店舗の門構えには浮世絵に描かれている額縁のデザイン、店内左右の壁面には浮世絵の意匠、正面には見附牛込御門を連想させる内装を施した。
店内では、東京の観光名所がデザインされたショッピングバッグやマグカップ、「牛込神楽坂の図」をデザインした手拭いなどのさまざまなスーベニアグッズを販売。歴史ある史跡や厳選した食材を扱うレストラン、店主の思い入れの詰まった文具店・ギャラリーなどが点在する神楽坂で、日本人のほか、外国人を含めた「観光客」の街を訪れた記念の土産を購入したいというニーズに応えるという。
営業時間は10時~21時。