大妻学院(千代田区三番町)は5月25日、同31日に竣工予定の新校舎「大妻女子大学H棟」を報道陣向けに公開した。
H棟は地上8階・地下2階建て。敷地面積は1481.67平方メートル。スクールカラー「古代紫」を用いたエントランス外壁など既存校舎との連続性と調和に配慮したデザイン、温かみと先進性を兼ね備えた内外装計画、自然換気システム、周辺環境との調和を図る外構・植栽計画などを取り入れた。
今回の計画は、同大学を運営する大妻学院が創立100周年を迎えた2008年以降進めている「千代田キャンパス再開発プロジェクト」の一環。より効率的な教育事業を展開していくことを目的に、「キャンパスの集約」の実現に向けスタートした。本年度に同大学多摩キャンパスから比較文化学部が、2017年度には社会情報学部が移転を開始する。
同プロジェクトにより志願者数が順調に推移しているという同大学。比較文化学部では今春入学の一般入試(A方式I期)の出願者が、前年度の131人から155人増えて286人に、偏差値7.5ポイントアップという効果があった。
今年12月には、旧体育館「大妻体育館」跡地に現在建設中のG棟の完成を控えている。