神楽坂の見番横丁から小栗通りへ抜ける熱海湯階段に10月10日、スペイン料理店「estación(エスタシオン)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-5225-3808)がオープンした。席数はテーブル11席、カウンター6席。
コンセプトは「野菜を使ったスペイン料理とロゼワイン」。店名は「季節」という意味のスペイン語で、季節感のある食材を使ったスペイン料理を味わってほしいという思いを込めた。
スペインのロゼワインが大好きだというオーナーシェフの野堀貴則さん。「ロゼは甘いというイメージを持たれがちだが、実際はすごくドライで食事と合わせやすい」といい、同店ではロゼワインのグラスを常時4~5種類用意する。
主なメニューは、「季節野菜の煮込み ハモンのカルド」(1,500円)、「自家製モルシージャ(豚の血のソーセージ)と果物」(1,600円)、「帆立のパステルと里芋のプランチャ モホベルデ」(1,500円)、豚肉を白ワインとスパイスに漬け込んでグリルした「松阪豚のロモデオルサ」(2,300円)など。
ワインの価格帯は、グラスが700円~、ボトルが4,000円~1万円程度。ロゼを中心に、赤、白もそろう。
野堀さんは、神楽坂のスペインバル「エルプルポ」「エルブエイ」で6年ほどシェフを務めた経験を持つ。今回、バルではなくレストランをオープンしたことについて、「カジュアルなスタイルの店では伝えきれない、しっかりとした郷土料理やワインにチャレンジしたかった」と話し、「まずは一本芯が通ったスペイン料理の良さを、自分なりに表現したい」と意気込みを見せる。「それがうまくお客さんに伝われば、2号店も考えたい」とも。
営業時間は18時~24時。日曜定休。