東京メトロ・飯田橋駅近くに9月11日、「Curry & Spice Barカレー人(カ=口へんに加、レー=口へんに厘)」(千代田区飯田橋3、03-6265-6960)がオープンした。店舗面積は約7坪、座席数は9席。
ランチタイムはカレーをメーンに、バルタイムはカレーに加えてアルコール類やスパイスを使った創作料理も提供する同店。オーナーの安川さんはオープンのきっかけについて「東京カリ~番長との出会いが大きかった」と話す。
「東京カリ~番長」は全国でカレーをコミュニケーションツールにイベントを行う料理ユニット。安川さんは知人からの紹介で受講した、同ユニット調理主任・水野仁輔さんの講義でカレーの道を志した。その後、1年半で約500杯のカレーを食べ歩き、水野さんの著書「カレーの教科書」(NHK出版)を参考にカレーの試作を繰り返しながら、メニューの開発に努めたという。
メーンメニューは鶏と豚の合挽き肉の大きさを不均一にすることで食感を持たせ、他店に比べて汁気を多く含ませた「粗挽きキーマカリー」(850円)。そのほか完成まで4時間をかける「バターチキンカリー」(1,000円)や、ペーストから作る「グリーンカリー」(900円)など、一つ一つのメニューの工程にこだわりをみせる。ライスは日本米とタイのジャスミン米を8対2でブレンドした、ターメリックライスを使用する。
自家製ラッシーは牛乳と豆乳を使用した2種類を用意。牛乳が苦手な人もラッシーが楽しめるように配慮した。バルタイムにはカクテルや焼酎、ワインなどのアルコール類を提供するほか、自家製のサングリアも用意。
営業時間中は同ビル4階の屋上部分を共有スペースとして開放。昼食をとったり、休憩をしたりするなど、自由に活用できる。
「自分もサラリーマン経験があるため、昼の休憩時間の貴重さが身に染みて分かっている。弁当サービスや屋上スペースもぜひ活用してもらいたい。メーンメニューのカレー以外は、その日の食材に合わせてラインアップを変えているので、昼も夜も気軽に足を運んでもらえれば」と安川さん。
営業時間は、11時~14時30分、17時30分~22時(金曜~23時)。土曜・日曜定休。