神楽坂の善國寺で「寅の日」に毘沙門天像ご開帳、100年ぶり小判の頒布も

神楽坂 毘沙門天・善國寺

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 神楽坂にある毘沙門天(びしゃもんてん)・善國寺(新宿区神楽坂5)で「寅(とら)の日」に当たる5月2日、毘沙門天像が開帳される。新宿山手七福神の一つとして知られている同寺は、大型連休中ということもあり、遠方から多くの参拝者が予想される。

(関連画像)百足ひめこばん

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 毘沙門天は古来よりインドで信仰されてきた財宝の神。開運・厄よけの神として知られている。右手に宝塔を、左手に矛を持ち、甲冑(かっちゅう)で身を固め、憤怒の表情で知られている武神である。同寺の毘沙門天像は、文禄(ぶんろく)4(1595)年の創立以来祭られており、普段その姿は御簾(みす)がかかり見ることはできず、1月、5月、9月の「寅(とら)の日」のみ開帳されている。

 次回の開帳は5月2日。当日は、開帳日限定の「百足(むかで)ひめこばん」(1体1,000円)が頒布される。以前より地元の歴史研究家から復活を熱望する声に住職が動かされ、明治時代の図版や書物をもとに約100年ぶりに復刻。一昨年前のご開帳日から頒布している。ムカデは古来より毘沙門の使いであるといわれ、多くの足で福をかき込むと考えられており、「百足ひめこばん」には多くの福を得るという意味が込められている。

 開帳時間は9時~17時ごろまで。

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