四谷荒木町に3月19日、「フレンチ割烹(かっぽう)ドミニク・コルビ」(新宿区荒木町、TEL 03-6457-8899)がオープンした。
オーナーシェフのドミニク・コルビさんはパリ生まれ。1991年、「トゥールダルジャン パリ本店」副料理長に就任。94年に来日し、「トゥールダルジャン東京」エグゼクティブシェフ、「銀座 ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン」エグゼクティブ・ディレクター、「ル・コルドン・ブルー日本校」マスター・シェフなどを務め、ミシュランガイド東京発刊以来4年連続の1つ星も獲得。08年にはフランス・センスに「Le Miyabi」をオープンするなど、国内外で勢力的に活躍してきた。
同店のコンセプトは、フランス人が作るベーシックなフランス料理と日本の食材の融合。「今まで食べたことのないような料理を提供してお客さんを喜ばせたい」という。和の食材やだしなどを用い、バター、クリーム、小麦粉はほとんど使わない。胃にもたれない優しいフレンチは、レストランでの食事を食べ慣れた美食家にも好評だという。
おまかせの割烹(要予約)は8,000円、1万円、1万5,000円の3コース。21時30分からはアラカルトで遅めのディナーや夜食にも対応。ドリンクは、ワインや日本酒などの豊富なリストから料理に合わせておすすめを提案する。
荒木町に住んで18年になるというコルビさんは、「大好きな荒木町で夢がかなった。ここで長く続けていきたい」と話す。深夜の時間帯には荒木町かいわいの同業者が顔をそろえるという同店。「今まで荒木町では自分が食べる側だったが、今度は料理を提供する側になった。不思議な感覚」と笑う。
席数はカウンター10席、テーブル6席の16席。テーブル席は個室にもなる。
営業時間は18時~翌2時。21時30分までは要予約でおまかせ割烹のみ。予約は現在2週間程度先まで埋まっているが、21時30分以降は比較的入店しやすいという。